- 機械工学科ってどんな学科?
- 就職先とかは?
- 恋愛できるの?
このような疑問を解消します。
記事の信頼性
僕は地方の国公立大学の工学部機械工学科に通っている3年生です。
留年などもせずアルバイトもサークルも入っている一般的な大学生です。
今回なぜこのような記事を書いたかというと実際僕は機械工学科を目指そうとしたときに、
機械工学科の情報が全く無く、血眼になって情報を集めた過去があったからです。
特にどんな内容を勉強しているとか、大学生活はどんな感じなのか、
恋愛はできそうなのか、など四年間過ごす大学生活なので
もし僕の経験が誰かのタメになったらいいなと思いこの記事を書きました。
昔の僕みたいに機械工学科のことが知りたい人がいたら是非読み進めてみてください。
目次
機械工学科とは?
機械工学科とは簡単にいうと今の生活を機械を使ってさらに過ごしやすくするための学問です。
機械の設計から制御、組み立て、他にも機械を作る際の部品の材料についても学んでいくのでとても幅が広い学問です。
例えばロケットのエンジンなどの大きな機械から掃除機や携帯など小さな機械まで機械工学は精通しています。
機械工学科ってどんなことを勉強するか
機械工学では主に機械力学・流体力学・熱力学・材料力学の四つを合わせた『四力』という学問
を学びます。
大学の1・2年でこれらの基礎を学び3・4年次に一つの分野を選んで研究室に行きます。
この『四力』について詳しく説明します。
機械力学
機械力学とは百科事典マイペディアによると
機械の各部分に働く力と、各部分の運動との関係を研究する学問。往復動内燃機関の不釣合力、回転体の不釣合力、機械振動の研究などが代表的な問題である。
僕なりの解釈で簡単に説明すると機械力学は
機械の一部に歯車があったとするとその歯車が他の歯車にどのような影響を与えるかなどの
力の伝達の仕方などを学ぶ学問です。
他にも力の作用によって生じる力をどのように抑えるかなどの振動系もこの学問で学びます。
例えば家の玄関のドアを閉めるときゆっくりと閉まるドアがありますよね?
それはドアの振動を抑えているからなんです。それを減衰振動と言います。
他にも最近の運転中の車の振動を抑えるたり、意外と機械力学で身近にある学問なんです。
流体力学
流体力学とは空気や水などの流体中の機械がどのような運動をするかを研究する学問です。
例えば飛行中の飛行機の翼に空気がどう影響を与えているとかを調べて
いかに空気抵抗を減らして燃費を高めるかなどを考えたり、
水道管のような管に流れている流体が急に管の径が小さくなった場合
その流体がどのような運動をするかなどを研究する学問です。
熱力学
熱力学とはエネルギーや熱の状態変化、移動や伝わり方を解析する学問です。
分かりやすい例えで説明すると
『蒸気機関車』を考えてみてください。
蒸気機関車は石炭を使って火を起こします。
その火の熱によってピストンが動き、蒸気機関車が動きます。
つまり熱を運動のエネルギーに変えているのです。
熱力学ではその熱を運動エネルギーに効率的に変えることなどを研究する学問です。
材料力学
材料の変形特性や強度などの性質を調べる学問です。
機械にはその運動に耐えれるほど頑丈な材料を使わないといけません。
また長年使う機械であれば何年も繰り返し使っても持つようなものを使うなど機械にとってとても大事な学問です。
例えば飛行機であれば機体内と外の気圧差に耐えれるほどの材料を使わなければいけないし、
他にはよく目にする『ネジ』であってもどのくらいの力を与えると変形するのかを求めて
より強固なネジにするなど機械を設計する上では欠かせない学問です。
就職先は?
機械工学科の強みは広い就職枠にあります。
僕の大学では
職種
- 自動車系
- 鉄鋼系
- 化学メーカー
- 電気・電子機器系
- 官公庁
- 商社系
- 建設系
など幅広い企業選択ができます。
とりあえず工学部志望の人がいたら機械工学科に進路を決めれば就活はかなり有利かと思います。
実際、僕も僕の周りの友達も強く志願して機械工学科を選択したのではなく数学が得意だからや
就職率が高いなど簡単な理由の人が多いです。
一方で機械工学科の約40%以上は大学院に進路を進めるのでそこも考えながら進路を選ぶ必要はあると思います。
機械工学科の気になることまとめ
機械工学科の学問のことについては説明しましたが、一般的な学生生活がどのようなものかを
参考になるかは分かりませんが
実際に三年間機械工学科として過ごしてきて感じたことを紹介できたら幸いです。
他の学部と比べて忙しい?
僕の大学には工学部の他に法文学部や教育学部、農学部など多くの学部がありますが、
比較すると断然工学部の方が忙しいと感じます。
特に工学部の中の機械工学科と電気電子工学科はとても忙しいです。
理由としては授業による毎回のレポートが難しくてしかも多く、
実験などのレポートの提出は毎回10ページほどの量もあって実験がある学期は
週末などほとんどレポートで忙しいです。
また学期末試験もレポート提出ではなくほとんどが筆記試験ばかりなので
試験前はテスト勉強が大変です。
男女比は?
他の大学はどのようなのか分かりませんが
僕の大学の機械工学は毎年平均で男女率は2:8でした。
僕たちの代では約1割ほどしかいなく学科の中で恋愛の仲になることはほとんどなかったです。
恋愛はできるのか?
恋愛はできます!
けど学科内ではほとんどできません。
実際僕の周りの友達はほとんどが彼女彼氏持ちでした!
出会い先は学科内ではなく
サークルやバイトでできた人が多かったです。
やっぱり学科内だと男女の割合もあったりして難しいようです。
パソコンの機種はwindows派, Mac派?
学科内でのパソコンの機種として多かったのは
やはりWindows派が多かったです。ほとんどがWindowsでした。
理由としては
Windows派が多い理由
- 授業で使うワードやエクセルがMacになく、ダウンロードするにも追加料金がかかるため
- 授業で使うソフトがMacに対応していないものがある。(Creoなど)
- 金額も Windowsのパソコンの方が安いなど、、
実際僕はMacBookを使用していますが、かなり不便だと感じることが多いです。
ソフトが自分のMacで使えない時はわざわざ大学の情報室などに行って作業をしているので、
Macのデザインはかっこいいですが後々のことを考えながらパソコン選びをするのが重要です。
まとめ
今回は僕が所属している機械工学科についてどういうところなのかということを説明しました。
機械工学科はエンジンや車などの機械に興味がある人にはオススメの学科です。
また幅広い知識を学べるのでもし工学部の学科に迷っていればこの学科が一番最適だと僕は思います。
僕の大学の話なので全国の機械工学科が同じではありませんが
ぜひ参考として考えていただければ嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。